ハイドロサイトに関する質問

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質問と回答一覧

ハイドロサイトに関して多くいただく質問をまとめました。
Q1:ハイドロサイトとは何ですか? 創傷被覆材とは何ですか?

ハイドロサイト は、親水性ポリウレタンフォームドレッシングです。
親水性ポリマーを含有した吸収層で滲出液を素早く吸収し、高水蒸気透過性のトップフィルムにより過剰な滲出液を蒸散させて適度な湿潤環境を保持することで創傷治癒促進に貢献します。

創傷被覆材(ドレッシング材)は、「創における湿潤環境形成を目的とした近代的な創傷被覆材をいい、従来のガーゼは除く」 と定義されています(日本褥瘡学会)。創傷被覆材は、次のような役割が期待されています。
◆ 創を保護する
◆ 創面を閉鎖し湿潤環境を形成する
◆ 滲出液を吸収し保持する
◆ 疼痛を緩和する

特定保険医療材料となっているものもあり、病院では20年以上も前から使用されています。
創傷被覆材の中でも、部位に合わせた形状、滲出液の量に合わせた吸収素材、固定テープの有無、銀含有などの違いがあり、創傷の状態に合わせた様々な製品が使われています。

Q2:ハイドロサイトは保険で請求できますか?保険適用になりますか?
院外処方箋による保険薬局からの供給分にも保険算定ができます! ただし、在宅での創傷被覆材の供給には、以下の2つの条件を満たしている必要があります。

重度褥瘡であり、在宅療養指導料を算定していること
条件1:皮下組織に至る褥瘡(筋肉、骨等に至る褥瘡を含む。) (DESIGN-R® 分類D3、D4及びD5)を有する患者
条件2:医師がいずれかの在宅療養指導管理料(C100-C121)を算定している患者
Q3:ハイドロサイトは処方箋で出せるものですか?
ハイドロサイトは処方箋で供給できます。
ただし、重度褥瘡に対して供給できるハイドロサイトは、皮下に至る創傷用のもののみ(以下の5種類)ですのでご注意ください。
※ 真皮に至る創傷用のハイドロサイト薄型(管理医療機器)や救急絆創膏のハイドロ ジェントルエイド(一般医療機器)は処方箋での供給はできません。
Q4:ハイドロサイトの交換頻度やタイミングを教えてください。
最長1週間まで継続して貼付いただけます。ただし、仙骨用は汚染のリスクが高いため最大5日間です。滲出液の量によっては交換時期を早めてください。
滲出液が多い場合は、漏れ出す前に、新しいものと交換してください。
交換の目安は、滲出液の染みがパッドの縁から1.5cmです。 ※詳細は各製品の添付文書をご覧ください。
ハイドロサイトライフの場合は、周囲の染み出しが全体の70%まで変化したら交換してください。
Q5:ハイドロサイトは切って使えますか?
切って使用できます。切って露出した吸収フォームの断端は滲出液漏出防止、防水性確保のため、テープなどで覆ってください。
※水蒸気透過性に影響を及ぼさないように、被覆材全体ではなくカットしたところのみを覆ってください。
ハイドロサイト ライフの場合は、各層が分かれた多層構造となっているためカットはお勧めしていません。カットした断面から繊維が飛び出してします。

ハイドロサイトの紹介

重度褥瘡に対して供給できるハイドロサイトは、皮下に至る創傷用のもののみ(以下の5種類)です。

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